高校卒業資格を佐賀県で取るには

陶磁器などをはじめとして、歴史と伝統が県内各地に残る佐賀県。
県の面積は、全国都道府県の中でも下位に属するほど狭いのですが、その分、佐賀県民としての意識はまとまっているようです。
そして、何より、平成23年度に発表された47都道府県の幸福度ランキングでは、九州でも第1位となる全国5位と、佐賀県で暮らしている多くの人が、幸福感を感じているのが印象的です。

さて、佐賀県内には、専門学校は25校ほど存在しています。
様々な分野の専門知識・技能を学ぶことができますが、そのうち、中卒者及び高校中退者でも入学できる高等課程を置いている学校は、約9校です。
9校の多くは看護系の学校で、准看護師や看護師を中卒者が目指すことが可能となっています。
ただし、高等課程を置く専門学校などで、通信制高校と連携していて、卒業時に高等学校の卒業資格も得ることができる学校は2校ほどしかありません。
それらは当然学科も限られている訳ですから、佐賀県内で、専門技能を学びつつ高卒資格も得ることができる選択肢というのは数少ないのが現状であると言えるでしょう。

ところで、佐賀県では、定時制高校及び通信制高校は現在ありません。
厳密には、定時制クラスも置いている高校は7校、通信制クラスも置いている高校は1校ほどあるのですが、定時制高校、通信制高校としてだけで運営されている高校は無いのです。
このことから、佐賀県では全日制高校に通うのが当然という状況にあることを知ることができます。
従って、中卒または高校中退で専門学校に通って高卒資格も得るという進路自体が、選択され難い環境にあると言えるのです。
九州の各県が、人口1000人当りの高等学校数が全国平均値を超えるなど、九州地方では高校へ進学・卒業する環境が盤石だと言える中、佐賀県もその例に漏れず、高校に通うことが当たり前になっていると言えます。

ちなみに、佐賀県の高校中退率は、平成24年度の調査によれば1.4パーセントと、全国平均の1.5パーセントをわずかに下回っています。