高校卒業資格を長崎県で取るには

鎖国時代にも外国との往来があった長崎県。
そのため長崎県人には、包容力があり、細かいことにはあまりこだわらず、陽気で積極的な人が多いと言われています。
新しいものを好み、仕事もきちんとするが遊ぶ時は遊ぶという切り換えが上手な人も多いそうですよ。

さて、そんな長崎県内には、30校ほどの専門学校があります。
工業系、医療系、福祉系など、様々な分野における専門知識・専門技能を学ぶことができます。
ただし、その中で、中学卒業者または高校中退者でも入学することができる課程、すなわち高等課程を置く専門学校はわずかとなります。
しかも、大半は看護師系の専門学校であることから、長崎県で中卒または高校中退で専門学校に通うのは狭き門となっている実情を知ることができます。

なおかつ、それらの課程は1~2年に渡って専門知識・技能を学ぶに過ぎず、卒業時に高校を卒業したと認められる文部科学省が指定した「技能連携校」となっている学校、あるいは厚生労働大臣が認可する「大学入学資格付与指定校」となっている学校は1校もありません。
つまり、長崎県内で、高校卒業資格を得ることができる専門学校は一つも無いですし、中卒後に入学できる専門学校でも、そのままでは卒業後に大学などへ進学するのは極めて困難になるのです。

従って、中卒で入れる高等課程に身を置きながら、高卒資格と同等に扱われることになっている「高卒認定試験」を単独でパスしなければ、大学や短大、あるいは高卒程度が受験資格となっている各種の国家試験などは受けることができません。

一方、長崎県にある定時制高校は、単置2校、併置6校と、高校生の割合からすると少なめとなっています。
また、通信制高校は併置2校のみであり、他に、全国にキャンパスを展開している大手の通信制高校2校が県内にキャンパスを構える程度です。
これらから、長崎県では全日制高校に通うのがスタンダードであると言えます。

ちなみに、長崎県の高校中退率は、2012年の調査では、42210人中661人の1.6パーセントでした。
これは全国平均1.5パーセントを若干上回る結果となりました。