高校卒業資格を熊本県で取るには

最近では、熊本のご当地キャラが一気に熊本県の知名度を高めている感がありますが、以前の全国の魅力ランキングでも上位に位置しているなど、元々認知度が高い県の一つであるのが熊本県です。
また、外からの評価だけでなく、平成23年度に研究成果が発表された「全国幸福度ランキング」でも全国5位の好成績であり、現に生活している人たちにとっても満足度のある土地柄であることが分かるのです。

さて、熊本県では、九州・沖縄地方では、福岡県に次いで2番目に多くの高校生が通学しています。
平成24年度の調査では、熊本県内では50773人が高校に在籍しており、そのうち846人が高校を中退しました。
率にして1.7パーセント、九州内では割合は高い方となっています。
ちなみにこの年の全国平均は1.5パーセントであり、九州全体としてはこれを少し上回る事情となっているようです。

そんな熊本県には、専門学校も数多くありますが、現在、中卒者または高校中退者が入学することができる高等課程を配置する専門学校は数校しかありません。
しかしその中で、卒業時に高校卒業資格も得られる学校はわずかに1校しかありません。
この1校とは、熊本市内に校舎を置く「常盤学院」で、選択可能な学科は調理科のみです。
すなわち、熊本県内及び熊本市内では、調理師を目指す人のみが、中卒・高校中退の立場から高卒資格を得て社会に出ることができる唯一の道であると言える現状にあります。
その他の仕事・職種を臨むのであれば、高卒認定試験を通過し、高校卒業にはなりませんがそれと同等の資格を得て、各種専門学校や大学等へ進学、就職する道しか無いと言えるでしょう。

ちなみに、熊本県に定時制高校は併置で9校あります。
また通信制高校は単置3校、併置2校、ほかに大手の通信制高校8校がキャンパスを県内に展開しています。
高校生の数も多いので、必然的に定時制・通信制の高校の数も九州他県と比較すれば多くなっていますが、先の高校中退率、及び高等専修学校の事情とを併せて考えてみると、熊本でのスタンダードは全日制高校に通い、卒業してその先に進むことであると言って良いでしょう。