高校卒業資格を高知県で取るには

幕末期、日本を変えようと奔走した坂本龍馬が生まれ育った高知県。
その坂本龍馬が思いを馳せ、今もその銅像が立っている桂浜は、高知県を代表する海岸でもあります。
ただし、高知県自体は、実は約9割が山地であり、平地はごくわずかしかありません。
そのため、昔から自然を相手にする産業が中心であり、工業生産額も、何より人口そのものも、四国の中では最も低いものとなっています。

そんな、龍馬のみならず、夏場を中心に全国で開催される「YOSAKOI祭り」の原点である「よさこい祭り」発祥の地としても全国に影響を与えて来た高知県ですが、学力の面では逆に全国から刺激を受けるような立場です。
全国の小・中学生を対象に実施されている学力テストでは、高知県は残念ながら下から数えた方が早い順位です。
また、高校中退率も、平成24年度の調査によれば、全国平均1.5パーセントを大きく超える全国ワースト1の2.2パーセント。
先に挙げたように、土地柄として、学力向上よりも対自然産業を担うことに重きを置いて来たと考えることができそうです。

ところで、高知県内で高校卒業資格を得ることができる専門学校は、平成26年5月現在1つもありません。
中卒者や高校中退者でも入学することができる専門学校もほとんど無く、高校を中退した場合の進路は限られて来るのが現状のようです。
そもそも、専門学校自体も決して数は多くないのが実情です。

一方で、定時制高校は単置4校、併置10校と、高校在籍者数から見ても多いのが特徴的です。
通信制高校は高知県内に単置1校、併置2校ほどしかありませんので、高校を中退した場合は定時制高校に通う学生が多いということになります。
近年では全国展開している広域性通信制高校も数多くありますので、それを利用するか、または高卒認定試験によって進学や就職に活かすという選択肢が、高知県内における高校中退者が多く取り得る方法と言えるようです。